はじめに
煩悩が108個な理由って、検索したら諸説出てくるんですけれど、
数学好きなわたしにとって一番好きなのは
四苦(4×9)八苦(8×9)を足して108というものです。
四苦八苦って実は仏教用語です(^_^;)
四苦八苦
四苦は生、老、病、死の4つの苦
八苦は四苦に愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとっく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)を足して8つ、というものですね。
仏教徒ではないですが仏教家に産まれたわたし的にかる~く説明すると、
生きる苦しみ
老いる苦しみ
病の苦しみ
死の苦しみ
愛する人と別れなければならない苦しみ
嫌いな人と会わなければならない苦しみ
欲しいものが手に入らない苦しみ
悩みを払っても払っても次から次へ悩みが湧いてくる苦しみ
の8つですね。
要するに「生きることはすなわち苦しみである」ということなんですが、
この四苦八苦の話は苦諦という、四諦の法に出てくるんです。
何言ってるかさっぱり、だと思うんですけど(^^;
悩みや苦しみを解決するには4つの段階を経ることが必要で(四諦)、その第一段階が苦諦と言って、
「苦しみの原因を明らかにすること」
なんですよね。
この「諦」は「諦め」じゃなくて「あきらかにする」という意味です。
だから、人生において人間が苦しむ原因は、突き詰めるとこの八苦のどれかに当てはまるって話で、
世の中は移り変わるものだから、楽しいことや嬉しいことは永遠に続かないから、終わる度に悲しくなったりつらくなったりする、
そういうことも含めて、
「生きることはすなわち苦しみである」
ということらしいですね。
これには賛同しかないんですけど
一応仏教の教えも記しておくと、
だから人生を悲観せよというものでも、来世に期待せよというものでもなく、苦しみの原因を直視する、一時的な愉しみに逃げずに向き合うことが重要である。
ということだそうです。
四諦についてはかなり聞いているので記憶を頼りに書いています(^^;
もし間違っていたらすみません。
まぁ宗教なんて色んな解釈あって然りだと思うんですけど。
仏教徒ではないけれど、苦しみと向き合うことが重要っていうのは、かなりわかるので書きました。
だから何?って感じだと思うんですけど、これがなんとなく心に響くときがあるんですよね。
年末特有の徒然草もどきでした。
お付き合いいただきありがとうございますm(__)m