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自殺を否定しないのに自殺を止める理由|幽閉された経緯と自殺未遂の体験から心理分析

心理・社会分析考察

わたしは決して自殺を否定しません

生きる権利があるように、死ぬ権利もあっていいはずです。

安楽死議論のときには「社会を暮らしやすくするために国民から選ばれた政治家が難病者などは死んでいくべき」と発言したことに対して反発しましたが、反発する記事でも述べたようにわたし自身は安楽死を否定しません

穏やかに死ぬ権利もあっていいはずです。

ただわたしは「自殺したい」という人を見かけたら、一応止める声はかけます。

無駄でも、偽善でも、綺麗事でも。

理由はさまざまですが、根底にあり1番強いものは「わたしを置いて死ぬな」である気がしています。

死は最初で最後の選択肢

死のうと思ったとき、何を考えていますか?

つらくて苦しくてもうこれ以上は耐えられないから楽になりたい?
希死念慮であってはっきりしない?

大抵は上の2択な気がしています。

希死念慮であれば、それはうつなどの病気によるもの。症状」です。

それを越えれば、生きていて良かったと思える日も来るでしょう。

楽になりたいのであれば……ここで切々と自殺に失敗し余計に苦難の人生を歩むことになった方を紹介してもいいのですが、自死遺族としてそれはやめておきます。

ここでは「死は最初で最後の選択肢」というお話をしましょう。

死ぬ瞬間は?

何度も死にかけた身としてよく質問をいただくのは、「死ぬ瞬間はどんなの?」です。

まだ死んでいないので正確には瀕死ですが、1度はっきりと書かせていただきます。

「死にそう」1歩手前

とても苦しいです。

朧になっていく視界の中で、「どうしてこんなに苦しいんだ」って思いで頭がいっぱいになります。

体も苦しいです。これはわたしが身障者だからというだけではない気がしています。

息苦しい。体が重い。それだけでは言い表せない、苦しさ。

自殺すれば、再び自殺することはできません。

自殺は人生最後の選択肢。

後戻りできない選択をする、重さ

過去を振り返り、この選択で合っているのかと自分を責める時間の、苦しさ

「死ぬ」1歩手前

これは毎度昏睡状態になるときを指して述べます。

視界はすぐにブラックアウト

何も考える暇がなく、ただただ思考が途切れます。

そして気づけば何日も経っている。

恐怖はありません。

何も感じる暇なく意識が消えます。

走馬灯なんてものはありません。

 

幽閉された理由

わたしは家の鍵を先日まで取り上げられていました。

7か月。長かったです。買い物にも行けない。

ただそれはわたしが自殺未遂を繰り返したからです。

正確には自殺未遂未遂ですが、それが余計にわたしを苦しめました。

自殺未遂未遂

わたしがまだ少しは歩け、うつ病が酷く希死念慮に幻視がきつかった頃、

わたしにはいつも早朝に、死んだおじいちゃんの顔が見えていました。

「はるさん」

生前と変わらぬ笑顔で名前を呼んで、「おいで」と誘うから。

わたしは着いていきました。

アパートの最上階。

「ここなら死ねるかな…」

そう考えるわたしはとても冷静で、硬そうな地面のある階段の踊り場へ向かいました。

踊り場の先に、宙に浮かんで笑っているおじいちゃんに

「そっちに行ったら楽になれますか?」

と問いかけると、おじいちゃんは無言で笑うから。

わたしは踊り場の壁に手をかけました。

でも、何度挑戦しても駄目でした。

 

腕の力がなかったから。

 

長い右半身麻痺で失ったもの。右腕の筋力。

 

そうして何度も挑戦しているうちに同居人たちが追いかけてきて、叩かれて部屋に連れ戻されて。

わたしが出かけると誰かが追いかけてくるようになり、部屋から出るのを禁止されました。

これがわたしの幽閉過程です。

 

それでも自殺を止めるのは

これ以外にも自殺未遂はあります。

身障者になる前からありました。うつ病歴は20年近いので。

自殺したいほどの苦しみは、ある程度わかるつもりです。

それでも止めるのは、自殺を選ぶときの苦しさも知っているからです。

おじいちゃんを追いかけながらも、これで良いのかと迷う気持ち
理由はもう1つ。

わたしが自殺できなかったからです。

自殺できるほど健康ではないから。

自殺を選べる人は「死ぬ権利」を持っているんだと考えると羨ましくなります。

この「羨ましいから止める」というのは、成功者の足を引っ張る行為です。

あまり好きではありません。

だから、相手が「希死念慮で死にたい」可能性にかけて、「ごめん」と内心全力で詫びながら止めています。

 

これがわたしの本心です。

嫌われそうな理由だなとは思いましたが、別に嘘をついて好かれたいわけではないので書きました。

自殺が多く、周りの人の責任も問われる中、こんな思いで自殺を止めているやつもいると知っていただければ、幸いです。

じゃあ、また会えたら。

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