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自分らしさとパーソナリティと疾患の関係~ケアストレスカウンセリングvol.2~

医療
以下はわたしがケアストレスカウンセラー資格を取る上で勉強していることを、整理のためにまとめているものです。
決して商業利益を邪魔する意図はありません。

パーソナリティ

パーソナリティ:個人の内部で、環境へのその人特有な適応を決定するような、精神物理学的体系の力動的機構

byオールポート(アメリカ)

性格:行動に現れる個人的で持続的なパターン

の意味で使われやすいが、パーソナリティは性格をつくりだす心理学的・社会的機構を含めることが多い。

パーソナリティの形成

パーソナリティの変化性

パーソナリティを形成するものは、ピラミッド構造的に4段階ある。

上から

  1. 社会的役割:親、上司、妻などの自分の役割。日常場面に応じ意識的・無意識的変化していく。最も変えやすく、変わりやすい。
  2. 習慣(習慣的性格・性格):行動や思考の傾向、癖など、自分の意思で変えられる部分。友人関係や学校生活などの中で作られる。
  3. 気性幼年期に家族との触れ合いの中から作られる部分。出生順序と養育者の影響が大きい。また現実とずれると社会不適応を起こしやすくなる部分でもある。ほぼ変えることができないと考えられている。
  4. 気質遺伝的体質的に決められていると思われる部分。ほぼ変えることができないと考えられている。
気性の不適応状態:神経症(ノイローゼ)

上にいくほど環境に依存するため環境の変化によって変えやすく、下になるほど人格の基礎、土台であり、先天的・遺伝的な面も強いため変わりにくい。

加齢とともに、より変わりにくくなっていく。

パーソナリティの形成要因

またパーソナリティは

  • 遺伝的要因:血縁、遺伝子による先天的要因
  • 環境的要因:家庭や家族構成、産まれた順番、友人関係、学校生活、親の育児法や態度、国の風土や気候、社会的、時代的要因など
遺伝的要因と環境的要因は区別しづらい点が多い
  • 個体的要因:自分の容姿や体験など

によって形成される。

パーソナリティ分類

たくさんあるパーソナリティ分類をまとめる。

類型論

その人と接しているうちに感じる雰囲気などで、その人の当てはまる性格や行動パターンをグループに分類するもの。

すべての人が当てはまるわけではない。
クレッチマーの体型説

分裂病、躁うつ病、てんかんの患者の共通点から性格を分類したもの。

体型や性格病気のなりやすさとは関連がない。
気質的特徴体型的特徴性格的特徴
分裂気質細長型非社交的、静か、内気、臆病、生真面目、変わり者、無関心、鈍感
躁うつ気質(循環気質)肥満型社交的、陽気、活発、善良、親切、温かみがある
粘着気質(てんかん質)闘士型(筋肉質)熱中しやすい、几帳面、凝り性、こだわりがある、秩序を好む
粘着気質がさらに傾向として強くなったものをてんかん病質と呼ぶ
ユングのタイプ論

外向性:外からの刺激に影響を受けやすい。外の世界に関心がある。社交的。

内向性:興味関心が自分自身に。自己の内面に価値を認めている。非社交的。

またそれぞれに「思考型」「感情型」「直感型」「感覚型」の4分類がある。

全部で8種類
こころの基本的機能での分類

思考型:理論的に考えることを得意とする

感情型:物事を感情で判断する

直感型:思いつき、ひらめきを重視する

感覚型:感覚で物事を判断する

特性論

グループへの分類ではなくひとりひとりの特性を多面的に考えるもの。

さまざまな場面で、それぞれの特性を、どの程度、発揮するかによってパーソナリティの説明を試みた。

キャッテルの特性論

表面特性に区分したのち根源特性に区分

根源特性どの程度もっているかによって各人のパーソナリティ把握を試みる。

  • 表面特性:質問や行動観察で外から直接観察できる35個の特性
  • 根源特性:表面特性の背後にある12個の特性

病前性格

病気になりやすい病前の性格として以下のものが挙げられる。

うつ病になりやすいと考えられているもの

  • 執着性格:仕事熱心、凝り性、徹底的、几帳面、生真面目、責任感が強い、など。
  • メランコリー型性格:執着性格に類似するが、中でも秩序にこだわり、他人に献身的で過度に良心的。些細な失敗で強い罪悪感を抱くなど。

心臓病にかかりやすいと考えられているもの

タイプA性格野心家早口。しばしば他人の話を遮る。敵意を燃やすことや怒ることが異常に多い

補足

上記の分類はパーソナリティを理解するための助けにはなるが、完全な方法ではない

測定法として下記のようなものもあるが、どれも完全とはいえない。

検査法について詳しくは→https://harukams-medicalbeauty.com/csc11/

知能検査

  • ウェクスラー式知能検査(WAIS)
  • 田中・ビネー式知能検査

人格・性格検査

  • 質問用紙法:エゴグラム、ミネソタ多面人格目録(MMPI)、谷田部ギルフォード性格検査(Y-Gテスト)
  • 投影法:ロールシャッハテスト、主題統覚検査(TAT)
  • 作業法:内田クレベリン精神作業検査

参考本

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