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2018年現在のMSの診断基準について

多発性硬化症について
この記事は約2分で読めます。
以下ではMS(多発性硬化症)の診断基準を噛み砕いて説明させていただきます。その際の若干のニュアンスのズレなどは、どうかご容赦くださいませ。

MSの診断基準

MSの診断基準は、端的に申しますと、中枢神経系(脳と脊髄)の病変が

  • 時間的に多発
  • 空間的に多発

する、ということです。

「時間的に多発」とは、「炎症が起こり、治まり、を繰り返すということです。

「空間的に多発」とは、「中枢神経系の中の異なる場所に病変が複数存在する」ということです。

この2つを満たし、他に症状が似た疾患が除外されれば、MSと確定診断されます。

診断基準の変遷

MSの診断基準は、MS自体の解明がまだ進んでいないために、かなりの変遷を辿ってきました。

そして現在も、改訂が繰り返されている最中です。

10年ほど前までは、血液検査で「オリゴクローナルバンド」が陽性と判断されれば即MSと診断されることもありましたが、現在はオリゴクローナルバンドが陽性と出る疾患は多数あるために、その診断法は除外されました。
オリゴクローナルバンドがMSの診断に重要な因子の1つであることは確かです。

たとえば上の「時間的に多発」というものでは、

再発を確認してからでないとMSと診断できず、治療を始められないと、手遅れになることが多々あるために、現在では炎症が1回目でも一定基準を満たせばMSとの診断が下ります。

わたしの場合は、症状が出た炎症は今回が1回目でしたが、脳病変が他に16箇所あったこと、他の疾患が否定されたことなどからMSと診断されました。

また、もし再発・増悪と認定されるためには、「1ヶ月以上間隔を開けて、24時間以上継続する炎症」が必要となります。

鑑別が必要な疾患の中には遺伝子検査が必要なものまであり、そこまで検査せずにMSとの診断が下るのも現在の特徴です。

必要な検査

診断基準を簡単にご説明させていただきましたが、これらを証明するには

  • MRI(通常と造影)
  • 頭部CT
  • 髄液検査(脊髄穿刺)
  • 血液検査

などが最低限必要となります。

かなり簡単なご説明となりましたが、参考になれば幸いに存じます。

ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

参考:神経障害理学療法II、体験談、担当医の話、

https://www.neurology-jp.org/guidelinem/msgl/koukasyo_onm_2017_08.pdf

 

 

追記:画像を撮影したものになるので少々見づらいですが、わたしのMRI画像の一部を載せさせていただきます。

 

こちらが以前の病変部位

 

こちらが今回の炎症部位となります。

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