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発達障害系理学療法学vol.12~姿勢観察~

授業内容

姿勢観察

姿勢観察についてのポイントを簡潔にまとめる。

PTだと足から評価しがちだが、必ず頭から診ること!

 

静的姿勢の観察

頭部の観察

  • 頭部背屈
    • 頚部伸筋が過緊張しているのか、弛緩しているのか
正常児でも時々見られるが、残存する場合錐体外路疾患脳幹症状の除脳状態で見られる
  • 頭部回旋
    • 脳性麻痺をはじめとするジストニア、アテトーゼなど錐体外路疾患に見られ、後屈回旋位を取る
この回旋により胸椎側彎が生じることがある!

 

上肢帯の観察

上肢の観察は肩甲骨、肩、肘、前腕、手関節の状態を観察する。また緊張性なのか弛緩性なのかについても注意を払う。

  • 上肢肩外転、肘屈曲
    • 屈筋群、外旋筋の緊張が高いのか
    • 肩甲骨の動きが少ないのか

 

手掌の観察

  • スワンネック様変形
    • 3から5指のスワンネック、1、2指の伸展
    • 母指の内転拘縮
一見末梢神経障害を思わせるが、中枢の一次ニューロンによる強直性麻痺除皮質固縮で見られる
  • 2、5指のover lap
    • 18トリソミー症候群でよく見られるが、正常時でも見られることもある。
伸展障害が見られることもある
真っ先に遺伝性疾患を疑う

下肢の観察

  • 下肢の伸展突張
    • 下肢伸筋の過緊張
  • 下肢の交叉
    • 痙直型麻痺に見られる。中心白質変性が強い。
立たせれば解消することも多い
  • Frog Leg Position(カエル足みたいな)
    • 低緊張児や二分脊椎の子に多い
一次ニューロン障害高位脊髄損傷例でも見られる
  • 下肢の抗重力活動の低下
    • 筋緊張の低下により、抗重力的に持ち上げられない。進むと内転内旋筋の拘縮となる。
ウェルドニッヒホフマン病など

 

足部の観察

足部の観察は後足部と前足部に対して行う。

同じ尖足でも、内反外反がある

座位の観察

  • 痙直型脳性麻痺児では股関節外転制限があり、横座りを好む
横座り:おねえさん座り
  • アテトーゼ型脳性麻痺児では緊張の保持が難しく、複雑な(足を交叉・絡ませたりする)姿勢となる

 

立位の観察

下肢の支持機能を見る上で重心がどこにあるか知る必要がある。

下肢の尖足や外反、膝の屈曲に留意する必要がある。

アテトーゼ児は膝伸展位でロックして保持する傾向が強い

 

理学療法の限界

GMFCSレベルのプラトーは7歳までに生じ、運動機能の90%の成績に達するのは5歳である

早期介入しないと、理学療法の意味がなくなる

 

理学療法の可能性

10歳のときに歩行が不安定な場合:

車椅子を使用しない場合→歩行機能改善(33%)

車椅子を使用する場合→歩行機能を失う(34%)

 

「活動」における2つの視点:ICF分類におけるSubcategory

能力(Capacity)

ある課題や行為を遂行する個人の能力

例)10m歩行テストなどの統一された環境での個人が発揮しうる最大能力

 

Impairmentによる障害(↑)

例)座位保持←姿勢制御能

筋緊張

神経機能の変化が要求される

(姿勢制御機構の再構築)

 

実行状況(Performance)

個人が現在の環境で行っている能力

例)日常生活での歩行能力やADL能力

 

Environmentによる影響(↑)

例)座位時間の拡大←座位保持装置

介助者の労力

運動能力の変化が要求される

(筋力増強、持久力の改善)

 

監視しないと歩行などの練習が危ない子に対して、どうホームプログラムを組むかも問題となる。
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まぁるいせかい管理人
haruka(はるか)

多発性硬化症+名前も研究中の希少難病などを併発した23歳女子。京大医学部中退。仕事は小説家とライターとカウンセラーと極秘。
今の夢はお嫁さんと福祉用具開発プロジェクトの成功☆
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授業内容発達障害系理学療法学
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