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発達障害系理学療法学vol.6~背臥位での運動発達~

授業内容
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背臥位での運動発達

背臥位での運動発達には、頭部の安定性(定頸)リーチング動作下半身の連携機能の発達が重要となる。

 

頸部の安定性の発達

  • 新生児期:頸部は軽度後屈、一方に側屈回旋していることが多い(頸部のコントロールが未熟)

 

  • 1か月:頸部の運動性が増加するが、頸部回旋時に顎の挙上も見られる。

 

  • 3ヵ月:頸部を正中線上に保持、顎を引いた状態を保持することが可能になる。

 

リーチング動作の発達(上肢について)

  • 新生児期肩関節外旋、肘屈曲、前腕回内位にあることが多い。重力に抗して肩を持ち上げられないが、「ランダム運動」として知られる肩関節の全体的な運動は見られる。

 

  •  1~2か月上肢は可動範囲を増やす把握反射の影響が強く、手にしたものに注意を払わないことが多い。

↓腹臥位での上肢帯の発達と目と手の協調運動の発達

  • 4か月不正確だがリーチを活発に行う。

 

  • 5か月肩甲骨の外転を伴う広い範囲のリーチが可能になる。

 

下肢ー骨盤―体幹部発達

  • 新生児期股関節屈曲外転外旋、膝関節屈曲位からのキッキング運動:股関節外転外旋はほぼ一定のリズミカルな運動→膝伸展を伴う股関節外転外旋→内転内旋方向へ。下肢の抗重力的な運動の増加
キッキング運動:股関節外転外旋はほぼ一定のリズミカルな運動
  • 4か月頃:体幹部まで一体→骨盤の前後傾が可能に
骨盤の後傾が増すと手ー足を使った遊びが可能になる

 

脳性麻痺児の背臥位

脳性麻痺児の背臥位には、その子の機能により様々な型がある。

  • 頭部背屈難産、仮死であった新生児に伴う場合あり。多くの児では一過性でその後消失するが、CPに進行するものもある。
引き起こしでも反り返ってしまう場合注意が必要
  • 後弓反張伸筋の緊張が高く、運動が「脊柱の反り返ったような」姿勢をとる場合、脳性麻痺児に移行するリスクが高い。反り返りに至る強い緊張が持続する場合は頭部の回旋を妨げ、正中位の獲得を遅延させる。

 

  • 痙直性両麻痺:リーチ獲得において頸部の回旋が伴わない場合、一側性のリーチとなり、両手動作の発達を妨げる

 

  • 痙直性片麻痺:片側の優位性により、麻痺肢に対する注意を払わない。

 

  • 弛緩性(フロッピーインファント):抗重力の運動が上下肢ともにできない。
両下肢ともに外転外旋位の特徴的な姿勢に
ATNR姿勢:頸部が向いている方の肢が伸展。様々な姿勢があり、日常的にこの姿勢をとるか否かにより緊張は異なる。
抗重力姿勢の評価はその後に機能発達に直結するので、腹臥位、背臥位ともに重要である。
背臥位では上下肢、肩甲骨、骨盤がどれだけ挙上するかが大きな目安
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