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発達障害系理学療法学vol.8~座位での運動発達~

授業内容
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座位での運動発達

座位での運動機能の発達には、「抗重力姿勢」「重心移動」の発達が鍵となる。

特にupright(重力に抗して姿勢を立て直す)には

  • 足を使って床面を押し、COPを前方へ移動させる
  • 足を上げて床面から離し、COPを後方へ移動させる

という脚をコントロールする能力が必要になる。

抗重力姿勢と重心移動はこれを細かく言っているに過ぎない

 

抗重力姿勢の発達

  • 3か月:支持なしでは前方へ倒れる体幹部は屈曲し、支持する上肢は肩甲帯の内転と肘の屈曲を伴う。

 

  • 4か月体幹部の保持で座位が取れる。ただし上肢固定のための肩甲帯の内転が必要なため、上肢は使えない。

 

  • 5か月上肢の支持による独り座りが可能に。

 

  • 6か月支持なしの独り座りが可能に。

 

座位における重心移動の発達

  • 6か月:座位保持ができる訳ではなく、頭部の回旋が伴う場合、重心が偏ると倒れる恐れがある。

 

  • 7か月:片縁に偏った重心を保持するための、股関節の外旋や伸展のモーメントといった平衡反応が成熟し、静的な姿勢制御が可能になる。

 

座位から四つ這いへの姿勢変換

8か月膝での支持が可能となり、座位から四つ這いへの変換が可能になる。

ただしこの姿勢変換には、座位での重心移動が十分発達している必要がある。

 

座位のレベル

座位のレベルについて、

  • レベル2:座面を形成でき、座面上に体幹をもってこれる。
  • レベル3:Uprightに座れる。
  • レベル4:座位で体を動かせる。

 

脳性麻痺の座位

脳性麻痺の座位は、麻痺型によって様々な型がある。

  • 痙直型両麻痺の座位骨盤下肢の運動の未熟により上肢支持の座位を取る児が多い。このとき上肢を挙上させると体幹が前屈し、体幹部でバランスを保持できない

 

  • とんび座り:アテトーゼ型や痙直型両麻痺などの座位の不安定な児に多い。下肢の協調性がなくても可能だが、側方移動などが行いにくく座位動作の制限が伴う。
M字様に脚をぺたんと折り曲げる座り方

 

  • 弛緩性麻痺:フロッピーインファントでは座位を取らせると過剰な前屈を取ることがある。
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