はじめに
腹筋を割ろうと思えば、とりあえず「腹筋(上体起こし)」しとけば良いんでしょ!というのが最初に考えることだと思うのですが、実はそうではありません。
そもそも腹筋は元々割れているのです。
腹筋、とよく呼ばれる腹直筋は筋肉の形がよくある紡錘形ではなく、複数の筋腹を持つのです。
人体模型とかだと、腹筋のところに白い線が入っていますよね?
この上に「皮下脂肪」などの組織が重なることによって、割れた腹筋が隠れているだけなのです。
ということで、腹筋を割るにはその上の皮下脂肪を燃やせ!となるわけですが、それには代謝を上げることが必要ですし、腹直筋を鍛えることは無駄ではなくお腹痩せにも繋がるので、
以下では「部位別」の腹直筋の鍛え方について述べていきます。
腹直筋の鍛え方
上部腹直筋
腹直筋の上の方、左右の肋骨の間、胃の位置周辺を鍛えるには、大きくポイントが2つあります。
1つめは
体育の授業でやったような、膝を曲げての上体起こしは、腹直筋の真ん中から下の方へ力が入りやすくなってしまいます。
2つめは
60度まで、できれば30度までの浅い角度までで上体を起こすと、腹直筋の上部に力が入りやすくなります。
この状態だと首がつらい…という方は、手を頭の後ろにして、頭を支えた状態で浅い角度で上体起こしをしてみてください。肝心の腹直筋上部が鍛えられるはずです。
以上のポイントを押さえて上体起こしを何回もしてもかまいませんし、
起こした姿勢で数十秒キープしてもかまいません。
腹直筋中部
腹直筋の真ん中の部分は非常に発見が難しかったのですが、日々のトレーニングの中で発見しました。
腹直筋の中部を鍛えるには、
と抜群に良いです。
力を入れ続けることになるので少しハードかもしれません。
腹直筋下部
腹直筋の下の方、骨盤の近く、下っ腹を鍛えるための方法はたくさんあります。
通常の上体起こし
膝を90度に曲げ、上体を起こします。
深い角度で起こせば、下部腹直筋に効果的です。
上体を起こさない
- 脚を一直線にして寝転びます
- そこから、骨盤の前の方を引き上げるように力を込めます。
腹直筋下部のトレーニングについては、骨盤体操で深く触れていますので、ぜひ参考になさってください。