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痛みに苦しむ人、痛みを知らない人へ/痛みで失神した日

闘病記録(入院記録)
この記事は約3分で読めます。

はじめに

わたしの仲間には多発性硬化症だけでなく、線維筋痛症や脳脊髄液減少症の方などがたくさんいらっしゃるので、痛みの苦しさやつらさについて共有しようかと、

また、痛みを知らない方に、実際に味わえと言うのはあまりに酷なので、少しでも知っていただければ良いなと思い、この先を綴らせていただきます。

痛みで失神した日

突然ですが、痛みで失神したことはありますか?

わたしが初めて痛みに失神したのは、まだ急性期病院でお世話になっていた頃、血漿交換後にようやく外泊許可が下りて、自宅に戻った日のことでした。

夜11時、不眠で眠れないので眠剤を服用しますが、眠剤も効きにくい体質なのと、痛みや痺れで起きてしまうため、効いたとしても2時間も眠れません。

その日は少しだけ効いてくれて一瞬眠れたのですが、すぐに痛みで目が覚めました。痛みで起きるのはいつものことです。

ただ、その日の痛みは今までの比ではないくらい、尋常じゃない痛みでした。

はじめは右脚から、筋肉が引き伸ばされて裂かれるような痛みが、

それに連動して右腕が痙攣をはじめ、

左脚も右脚と同じように痛みはじめ、

いつもは硬直くらいしか起こさない左腕まで痙攣をはじめました。

その日が、後に色々な人に「硬直」と称されるようになった、わたし特有の症状「無動痙攣」の始まりでした。

無動痙攣については、こちらのページで少し触れています→https://harukams-medicalbeauty.com/ikirukati/

痛みのレベルはいつも通りではありませんが、とりあえずいつも通り冷却処置を取りました。

クーラー直撃の位置に布団を敷いてもらっていたので、とりあえず設定温度を最下の20℃にして、家にある保冷剤全部で特に痛む箇所を冷やして、

それでも全く治まりません。

それどころか、今まで痛んだことのない関節、特にが痛み出して

「関節痛だったら、温熱療法も効くんじゃないか?」

理学療法学生としての知識がここで出てきて、そして体も完全に冷えきっていたのに全く痛みが引かないことから、

傍に置いていた車椅子に母の手助けを得て移乗し、押してもらって浴室へ。

車椅子のまま浴室に入り、ズボンを脱がしてもらって、母がわたしの両脚を持ってぬるま湯の張る浴槽へと投げ入れました。

「っ……」

そこから慌てて車椅子を押されたことはなんとなく覚えているのですが、

次に目を開けたときにはクーラーの真下で溶けた保冷剤に囲まれていました。

痛い、と言う暇なんてなくて、ただ痛くて、痛くて

遠のく意識の中で思ったことは、何もありません。痛いと認識する前に、

これはだめだと、

頭の中で警報が鳴るというのはこういうことを指すんですね。

痛みは、外界の刺激から体を守る為には必須のものなんです。

それを意識がシャットダウンしてしまうくらい、痛かった。

意識が途切れただけで、痛みの感覚はあるのでf(^^;

言葉ではなかなか伝わりませんよね。

でも知ってほしいんです。世の中には

死にたくなるほどの痛みもあれば、無意識に体が拒むような痛みもあるんです。

痛みって、ひとくくりにしないで。
痛み止め薬あるじゃん、なんて言わないで。

痛みに苦しむ人へ

わたしは、貴方と同じではないかもしれないけれど、たくさんの痛みを知っているよ。

痛いと言えないほどに、痛いよね。
体が痛いと、心まで痛くなるよね。

痛みを知らない人へ

痛みには種類があります。程度があります。感じ方には個人差があります。

どうか、平気で人を傷つける人にはならないでください。

貴方も、傷ついたことはあるでしょう?

嫌な気分になったでしょう?

他の人も、嫌な気分になるんです。

体も同じ。傷つけば痛いんです。

転んで擦り傷、痛いですよね。でもかさぶたが取れる頃には治りますよね。

治らない痛みもあるんです。

慢性的で、諦めて耐えるしかない痛みもあるんです。

どうか、痛みに苦しむ人が少しでも減ることを祈ります。

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