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入院中の見学授業出席(入院事件簿vol.7)

闘病記録(入院記録)

はじめに

わたしがショックを受けて思わず授業後に涙した、ある授業について綴ります。

 

授業

それは、病院での見学実習、通常であればわたしも授業を受け、患者さんの関節可動域を測定して、要因を探って…というものでしたが、

その頃わたしはちょうど左手と顔以外動かず、車椅子生活の身で、ギリギリまでリハ室にいさせてもらって、休ませてもらいながらたまにリハビリ、という状態でした。

 

ただそんなわたしにも、(わたしが入院している病院での見学実習だったので)見学許可が下りて、車椅子にパジャマに入院のネームバンドをしながらでしたけれど、授業に一応参加していたんですよね。

 

見学させていただいた患者さんの情報は記しませんが、

その方も初めは車椅子だったものの、座った姿勢で脚を持ち上げられる(股関節の屈曲というものです)、膝を伸ばせる(膝関節の伸展というものです)、そして最後には、杖を使ってですけれど、

歩けた

んですよね。

わたしは当時、まったく脚が動かない、支えがないと立てない、支えがあっても歩けない、歩こうとすると激しい痙攣に襲われて、

いずれ「末期ガン患者用」の鎮痛剤を最大量処方されるようになります。
それも、効かなくて困っているのですが。
どうやらわたしの痙攣を止めて、痛みを止めるには、もう麻薬しかない…

 

そんな中で、自分より軽症(というの変だけど)、リハビリして良くなる患者さんに「若いから頑張れ」と言われたところで、

わたしの病気は「若いからどうにかなるもの」ではなく、神経が繋がっていないせいで、「若いからこそこれから一生苦しむもの」だから。

 

苦しかった。

つらさは比べられないと言いながら、それでもわたしよりもはるかに動ける人を患者さんとして評価することが、そしてその患者さんに頑張れば治ると言われることが。

 

見た目で判断しちゃだめですよ。
自分と同じ疾患だと思っちゃだめですよ。
治る病気と治らない病気があるんですよ。

 

わたしは、歩いている患者さんを見たときに、何もできない自分が悔しくてつらくて、泣きそうになりました。

一緒にがんばりましょうね、と笑顔で答えるのに、かなり心を削りました。

 

「治らない病気もあることを知れ!」

というメッセージが、未だにたくさん届きます。

わたしからもお願いします。

 

治らない病気があることも知ってください

 

そして、

 

若いから治る

という安易な言葉は使わないでください。

 

自分の状況を受け入れようとする、その過程でいっぱいいっぱいな人もいるんです。

わたしはこの体験談を文字として書いて表すのに、1年かかりました。
心の整理の時間です。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

見た目で判断しないで。
勝手につらさを比べないで。
「わたしは治らないけどあなたは気合で治る」なんて言わないで。

 

治らない病気もある。

そしてそれを背負わされた若者は、人一倍苦労することになると思うから。

 

わたしがどんどん手脚の自由をなくしていくように。

そして、わたし以外でも、

 

若者の方が進行の早い病気だってあるから。

 

知らないなら、黙ってください。

それも優しさです。

 

どうぞよろしくお願い致します。

わたしのように、(わたしが感情過敏とはいえ)傷つく人が一人でも減りますように。

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