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二次進行型MSに対する新薬が11月9日に欧州医薬品庁で審査

話題のトピック
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こんばんは。夜分遅くですが速報(?)なのでご紹介させていただきます。

二次進行型MSに対する新薬の審査が開始

スイスのノバルティス社で開発された、二次進行型MSに対する薬『シポニモド』の審査が9日に行われるようです。

この審査で承認されれば、二次進行型MSに対する治療薬がまたひとつ増えることとなります。

シポニモドとは

まったく聞き慣れないシポニモドとは一体どんなものでしょう。簡単にご説明させていただきます。

服用方法

1日1回、経口投与する薬です。

 

効果

※まだ審査前なので、治験においての効果です。効果を約束するものではありません。

  • 再発防止
  • 症状再発とは無関係に、身体障害の進行リスクを下げる
  • 他のMSよりも二次進行型MSにおいて特に顕著な認知処理能力(認知処理速度)に有効

※ただし、記憶能力に対してはあまり有効と言えない

 

作用機序

  • シポニモドがリンパ球上のある受容体に結合して、リンパ球が中枢神経系に侵入して炎症を起こすことを防ぐ
  • シポニモドが中枢神経系の特定の細胞(オリゴデンドロサイトやアストロサイト)のある受容体に結合して、二次進行型MSでの神経機能低下の抑制に働く可能性がある

 

今後の課題

今後の課題としては、

  • 11月9日に予定されている欧州医薬品庁EMAで承認されること
  • 日本でのシポニモド使用が承認されること

海外では使用されていても日本で認可が下りていない薬も大量にありますから、後者は少し厳しいかもしれません。

 

ただ、こうして新薬が増えて治療の幅が広がると、今まで諦めていたものを諦めずに済むことになりますから、嬉しいですよね。

どうにか承認、そして認可されてほしいものです。

 

以上、承認されましたらまた改めてお知らせさせていただきます。

なお治験の規模など、より詳細な情報を知りたい方は参考のリンクを参照してください。

 

参考

https://www.novartis.com/news/media-releases/novartis-announces-fda-and-ema-filing-acceptance-siponimod-first-and-only-drug-shown-meaningfully-delay-disability-progression-typical-spms-patients

https://www.jsnt.gr.jp/Archive/pdf?gid=cq3neuro/2015/003203/047/0413-0415

 

MSについてはこちら

多発性硬化症の症状・概要と、患者としてのお願い
多発性硬化症は症状こそ炎症部位によって様々ですが、心身ともに影響を受ける繊細な病気です。周囲の人がきちんと理解して、ただ傍にいてあげることが何よりも支えになります。

MSに対する現在の国内の治療についてはこちら

多発性硬化症(MS)の治療について
たくさんあって専門用語も多くてわかりにくい治療法ですが、できるだけ簡単にまとめました。

追記:欧州医薬品庁での審査を通過致しました。

なお、発売開始は数カ月後となる見込みです。

詳細情報が入手でき次第、改めてお伝えさせていただきます。

2018/12/10

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