みなさまこんにちは、お加減はいかがでしょうか。
わたしは痙攣が酷く立てない日々が続いています。
先日のテグレトール処方で少しずつ指は動き出したので、いただいているメールにもこれから返信させていただきますね。
今回は、近況のお話とわたしの心の話をば。
近況
実は友人宅に家出というのは嘘で、数カ月の間学校で暮らしていました。
ただそれが教授にバレて帰宅するよう命令が下り、家にて生活しておりましたが
病気の進行が思ったより速く、ここ数日は指も動かない状態でした。
心臓発作、と短く書いている発作ですが、
わたしの心臓病は、
というもので、寝ていても座っていても(走っていても)、脈拍が勝手に200を超えたりします。
ここ最近、座るのも難しい日々を送っていますが
座っていて胸痛、失神していたということも多く…
内服と外用薬でなんとかしようとしていますが、なんともならない現状…
痙攣に関してはもう、抗けいれん薬の注意事項に「アルコールを飲むと効果が増すので飲まないでください」と書いてあるので
と朝からほろよいを飲んでいたり…
免疫抑制剤で肝機能が下がっているので、アル中や肝機能障害を自分で招いている気がして
と思いつつ、抗けいれん薬をODしないためにアルコールを飲んでしまうという、どうしようもない状況です。
以前の入院ではお隣の肝臓病の人の病気自慢に腹を立てていたのに、自分も同じになりそうで、自分に自分で嫌気が差しています。
指が動かないせいで小説も思うように書けず、音声入力は最近わたしの日本語を英語で聞き取っています。
わたしの心
大学生で薬漬けにアル中なんて笑えないなと真剣に思いつつ、
自己リハビリに疲れ、
変わりゆく制度の狭間で疲れ、
神経系のPTになりたかったけれど、ここまで歩けないならやめてしまおうか
と考える自分がいます。
以前退学を決意したときは、選択肢がありました。
でも今はありません。
わたしはPTの資格は欲しかったけれど、
って。
全部勉強し終えてる。
あとはテスト受けて実習行くだけ。だったのになぁ。
ここで負けたら、きっと誰の力にもなれない。
それでももう、疲れた。
意味わからん病気に何個も冒されて、
1日に効いてるのかわからん薬を50くらい飲んで、
頭痛も吐き気も治まらなくて、
ぼくは今生きていることを評価してほしかった。
健康だったら
- 生きるなんて簡単なんだろうな。
悩みはあるだろうけど。
- 学校に通うなんて簡単なんだろうな。
勉強自体は問題かもしれないけど。
- 卒業するなんて簡単なんだろうな。
単位が取れない心配はあるかもしれないけど。
- 働くなんて簡単なんだろうな。
労働環境やら人間関係やらには悩むだろうけど。
ぼくには夢のまた夢で、想像もつかないけど。
じゃあせめて、好きなことをして生きていたい。
そう思ったときに、PTを捨てられないのは、どうして?
ここで辞めたら絶対に後悔する。
わかっていても、もう辞めます。
愛する人の話すら覚えていられないぼくに
迫りくる「人間としての終わり」に
ぼくは毎日笑って叫んで涙を流すばかりで
なあPT、見ろよ
これが神経系疾患の患者の絶望だ
入院しても自分の4倍くらいの歳のじいさんばあさんから
「若いのに気合が足りない」
「若いからいいわねえ」
と言われる難病患者の絶望だ
もう、つらい
必死にごまかしてきたのに、もう限界だ
だから大学は辞める
生きていることを自分で評価する
生きているだけで偉いって、自分で評価する
PTとしての「評価」じゃなくて、一般人の「評価」
多発性硬化症の特性はみんな知ってるくせに、だんだん機能が失われていくって、復活しても完全復活はできずにどんどん動かなくなっていくって知ってるくせに
もう少し休んで回復を待ちましょう
みんなそう言う
生き急ぐな
年寄りにはそう言われる
わたしはあんたらみたいに歳を取れないから焦るんだ
必死にリハしてこれが回復の最高点だって自分でわかるから
本当はもう生を終わらせたい
でも悲しむ人がいるから耐える
悲しむ人のために生きるのもつらい
だからひとつでも、つらいことを終わらせる。
ありがとうございました。
保育園のときからなんとなく「この学校に行くんだろうな」と思っていたわたしにとって、
この学校での学びは、出逢いは、
とても楽しくかけがえのないものでした。
じゃあね京大。
次は卒業しやすいシステムでも整えてろよ。