
はじめに
長文が苦手、とひとくちに言っても原因は個人によって色々と異なるとは思いますが、ここでは対策を2つご紹介させていただきます。
勉強法は個人によって合う、合わないがございます。自分には合わないと思ったらすぐに別の方法に切り替えることも重要です。
背景知識を補う方法
特定のトピックになると読み間違いが増えたり、集中が切れやすかったり、そういう方ってけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方には「問題文章の背景となっている事柄を学んでおく」ことも改善策の1つかなと考えております。
たとえばニーチェの言葉が問題文に出たとき、ニーチェがまず哲学者として有名なことを知らないと「誰?なに?」ってなりますよね
ということで、背景知識の補助としておすすめな教材がZ会出版の「Academic」です。
人文・社会編と自然科学編があって、文系の文章が読みにくい、理系の文章が読みにくいといった方がどちらが良いか選べるところもいいですね。もちろん両方読んでも大丈夫です。
こちらは初級、中級、上級とありますが、単語帳も兼ねているのでレベル分けされております。
わたしが使っていたのは両方とも中級ですね。
中身の構造としては、日本語でトピックの説明→そのトピックに関連する単語→その単語を使った英文と和訳、となっています。
単語帳としては既にお使いのものがあると思いますので、受験対策としては、集中が切れてきたときに日本語の部分だけ軽く読んでおけば大丈夫です。
またCDも付いておりますので、大学に入ってからや、大人になってからTOEFLやIELTSを受験する方の対策本としても使われています。持っていて損はないかと思います。
わたしも実際、大学に入ってからレポートを作るときの取っ掛かりなどとしても使っています(^^)
速読力を強化する方法
長文が苦手といっても、時間が足りない、読みきれないという方は、間違いなく英語を読むスピードを上げないといけませんよね。ということで、わたしが速読力強化としておすすめさせていただいているのが「音読」です。
「え、なんで長文に音読?」とお思いの方もいらっしゃるかと存じますが、わたしの尊敬する先生の言葉で
「目を信じるな!」
というものがございます。読んでいるつもりで読み飛ばしていたり、単語を見逃していたり…
なので、自分の発音できるMaxのスピードが、英文を理解できるMaxのスピードだ!という意味なのですが、
実際に英文を出来るだけ早く音読してみてください。詰まるところ、サラッと読めないところは、あなたの理解しきれていない文法や、知らない単語のはずです。
なので、どんな本でも構いません。普段お使いの単語帳にCDが付いていればそれがベストですね。
それをまず聞きながらシャドウイング(※少し遅れて読むことです)
滞りなく同時に読めるようになったら、少しずつ音源のスピードを上げます。
最終的に、1.5から1.75倍くらいにしても追いつけるようであれば、その頃にはかなり早く読めるようになっていると思いますし、苦手な文法も減っているはずです。
またこのシャドウイングをするときのコツとして、「文字を読まない」というものがあります。「全部読まなきゃ」とどんどん遅れていくのではなくて、「音を聴いて真似するように」続いてください。
アクセントや節なども真似できると、リスニング対策にもなります!
以上、英文長文が苦手な人へと言いつつ、英語の包括的な対策を簡単にご紹介させていただきました。
少しでも参考になれば幸いに存じます。