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病は気からって本当だろうか?「病は気から」/感想

レビュー
この記事は約3分で読めます。

はじめに

この度「病は気から」であったり、「病気なんて気持ちの持ちよう」「難病でも治ると思えば治る」頻繁に言われるため、「病は気から」という本を読んでみました。

 

以下ではその感想を綴らせていただきます。

レビューに嘘はつかないタイプなので、毒舌ご容赦ください。

 

 

構成

あとから気づいたのですが、今回読んだのは「角谷建耀知の病は気から」という本で、この角谷氏はわかさ生活の創設者なんですね。

 

本の構成は、角谷氏が病気を患ったり手術を受けたプロゴルファーやプロ野球選手、やなせたかしさんなど著名人にインタビューを行い、その抜粋を会話形式で記述するというものになっています。

 

 

 

感想

結論から言うと、この本はわかさ生活の宣伝の本です。

読む価値は、ほとんどありません。

インタビューを受けた中でも、

何の病気も患っていない人の言葉はあまりに薄っぺらいですし、綺麗事でしかありません。

また、「病は気からですよね」と角谷氏が問いかけ、「そうですね」と受け手が答える場面がめちゃくちゃ多いです。

 

受け手から「病は気から」と言った言葉が発されることはありません。
 

まず角谷氏ですが、脳腫瘍で手術し目が見えづらくなった、ということで、健康食品会社を、特に「ブルブルブルブルアイアイブルベリアイ!」のCMで頭に残る企業「わかさ生活」を立ち上げたとの、角谷氏の苦労と創設意図がひたすら書かれています。

確かに目は一生ものでつらいですけれど、角谷氏は事業で成功されていますし、そこに「気合で治した」的なことは書かれていません。

なので、なぜ「病は気から」をそんなに押すのかが全くわからなかったです。

気持ちが病んだから脳腫瘍になったとも書かれていませんし…

本当に、わかさ生活がどんな思いで立ち上げられたのか、インタビューよりもそちらの解説の方が長いです。

 

ただし、読む価値が全くないかというと、そうでもありませんでした。

というのも、病気から立ち直りポジティブに活動されているインタビューの受け手の人に、

絶望しきった人でないと前は向けない

という共通点を見つけられたからです。

 

病気にかかったときに、

  • わたし世界で一番不幸くらいに思って、
  • 悲嘆にくれて、
  • 八つ当たりの日々を過ごして、
  • そして回復した人

は、

これからの人生、病気に負けないで、病気とともに生きていくぞ!
心まで病気にはさせない!
塞ぎ込まないからね!

と、ポジティブに生きられるみたいなんですよね。

 

 

だから、わたしはわかりました。

みんな、絶望するんだ!
とことん泣くんだ!
私より酷い人もいるから…なんて遠慮するんじゃなくて、
私が世界で一番可哀相!
って泣き喚くんです。

そうすれば、泣きつかれたときに、回復したときに、きっと前を向けるんですよ。

 

泣けない人や、我慢している人があまりに多いです。
つらいにマシも何もないんですよ。
人と同じである必要なんてないんですよ。

だからわたしは、ご存知の方も多くいてくださるかと思いますが、絶望を詠います。

 

きっと病が人を強くするんじゃなくて、病に心底苦しむ気持ち、それと、それを乗り越える気持ちがあるから人は強くなるんです。
泣きたいときに泣いて、笑えるときに笑える
自分の心を素直に表せる「強さ」を身につけられるんだと思います。

 

病は気から、というよりも、病にかかった後にどう行動するのか、それが大事だと思いました。

 

そしてもはや余談ですが、本の感想に戻るのであれば、この本は「病は気から」ではなく、「明るく生きるためにはまず心の底から今感じているつらさを叫べ!」が適切だと思いました。

 

今回読んだ本はこちらです↓

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